オスとメスでかかりやすい病気に違いはあるの?

猫

オスでもメスでも、性別に関係なく猫は可愛いですよね。けれど、生殖器の違いなどによって、かかりやすい病気には違いがあります。

飼っている猫の性別では、どのような病気にかかりやすいのか覚えておきましょう。

オス猫の場合

オス猫

下部尿路疾患(FLUTD)

下部尿路疾患とは、膀胱や尿道におこるさまざまな病気の総称です。膀胱炎、尿道炎、尿結石などがあります。

動物病院にかかる疾患の第三位に数えられるほど、猫がなりやすい病気です。

下部尿路疾患はオス、メスどちらの猫にも見られる病気ですが、とくにオス猫がかかりやすく重症化しやすいのが特徴となります。

というもの、オス猫の尿道は細長く、カーブしているため、結晶などがつまりやすいのです。

完全に尿道がつまってしまい、48時間以上尿が出せなくなると急性腎不全や尿毒症となり死亡してしまう危険があります。

そのため、きちんとオシッコしているか、トイレチェックは毎日欠かさず行ってください。

  • トイレの回数が増える
  • 1回にするオシッコの量が少ない
  • 尿やペニスにキラキラしたもの(結晶)が見える
  • 血尿

などが見られたときは、すぐに病院で診察を受けましょう。

1~7歳くらいまでの成猫はマグネシウム由来のストルバイト結晶が多く、高齢になるとカルシウム由来のシュウ酸カルシウム結石が多くなります。

精巣腫瘍

精子をつくる精巣に腫瘍ができてしまう病気です。間質細胞腫、精上皮腫、セルトリ細胞腫の3種類にわかれ、さらに良性と悪性の2パターンにわかれます。

めったにかかることはありませんが、できてしまった場合は悪性のことが多いです。

腫瘍化した精巣を手術で摘出することにより治療します。若いうちに去勢手術をしておくと予防できます。

メス猫の場合

メス猫

乳腺腫瘍

乳腺に腫瘍ができてしまう病気です。

乳腺腫瘍はほとんどが悪性で、そのため発見されると左右どちらかの乳腺をすべて手術して取り除かなくてはいけません。

状況によっては両側の切除や、卵巣や子宮の摘出手術もする必要があります。

痛がるなどの自覚症状がないことが多いため、飼い主がチェックし、早期発見に努めるしかありません。

腹部の乳腺あたりにできやすく、触ると1個から複数の硬いしこりがみつけります。

乳腺腫瘍は、1歳未満のうちに避妊手術を受けさせておくと、高確率で予防できます。

子宮蓄膿症

子宮内部に膿が溜まってしまう病気です。ホルモンバランスが悪いとかかりやすくなり、発情後に細菌が子宮内で繁殖してしまうことによっておこります。

どの年齢でも起こることはありますが、5歳以降のメス猫に多く見られる病気です。

初期は自覚症状がなく、徐々に吐き気や食欲の減退が起こります。

膿が溜まるにつれてお腹が膨らみ、ショック症状や急性腎不全、腹膜炎をおこし短時間で死亡してしまうこともあります。

陰部から膿が排出されお尻や後ろ足が汚れる開放性と、まったく漏れない閉塞性の2パターンがあり、後者のほうが重症化しやすいです。

一般的には卵巣と子宮の摘出手術を行い、治療します。避妊手術を行うことで、予防することができます。

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