猫白血病ウイルス感染症(FeLV)とはどんな病気なの?

病気の猫

猫白血病ウイルス感染症は、猫エイズと並んで猫がかかりやすい伝染病です。

継続感染すると有効な治療法がないため、ほとんどの猫が数年で死にいたってしまうとても怖い病気です。正しい知識を得て、予防に努めましょう。

症状

猫

猫白血病ウイルスに感染することで、さまざまな症状が身体に現れます。白血病になることもありますが、2~3割だとされています。

白血病にならずとも、免疫力の低下、貧血、腎臓病、流産などが起こり、命を落とすことも珍しくはありません。

感染すると、4週間ほどたってから貧血や発熱、リンパ腺の腫れなどが見られ、目に見えて元気がなくなります。

1週間から1月くらいで初期症状は落ち着きますが、ウイルスが完全に排除できた場合と、体内にとどまってしまった場合があります。

ウイルスを排除できなかった場合、一生身体の中に残り、持続感染となってしまいます。

生まれてすぐに感染した場合はほぼ100%、12週までなら30~50%、1歳以上なら10~30%程度の猫が持続感染になると言われています。

持続感染になってしまった猫の致死率は、6ヶ月で30%、2年間で60%、4年間で90%ととても高いです。

感染経路

猫たち

猫白血病は唾液をかいして感染することがもっとも多いです。

他には母乳、血液、糞尿、などからも感染します。食器の共有やグルーミングなどからもうつるため、多頭飼いしているお宅で一匹猫白血病の子がいると、全員に感染してしまう危険があります。

母猫がキャリアだった場合、胎盤感染することもありますが、ほとんどの場合は死産します。人間や犬にはうつりません。

治療方法

三毛猫

猫白血病の完全な治療方法は発見されていません。

しかし成猫の場合は、感染後すみやかにインターフェロンを投与し、適切な方法で免疫力を高めてあげると、8~9割の確立で継続感染を防ぐことができます。

継続感染になってしまった猫は、出てきた症状に対応する対処療法しかできませんが、ある程度延命することは可能です。

感染予防

室内猫

とても危険な病気なので、すべての猫が摂取すべきだとされているコアワクチン(3種混合ワクチン)にも、猫白血病のワクチンが含まれています。

そのため、年に1回ワクチンを接種させることをおすすめします。

しかし、残念ながらワクチンも100%有効なわけではありません。

もっとも確実なのは、完全室内飼いをして、ほかの猫と接触させないことです。新たに猫を迎えるときは、事前に検査し、陰性であることを確認しましょう。

もしも感染してしまったときは、これ以上ほかの猫に被害を拡大させないためにも、やはり完全室内飼いにしましょう。ストレスを与えず、発症させないよう穏やかにすごさせてあげてください。

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