これまで食べていたキャットフードを食べなくなったけれど大丈夫?

猫

猫があれほど大好きだったキャットフードを一切食べなくなっちゃったという人はいませんか?

猫は食にうるさい子が多いと言われていますが、急に好みが変わったり、キャットフードに飽きたりすることなんてあるのでしょうか?

動物に元から備わっている機能のせいかも

野生ネコ

野生動物の中には「食物バラエティメカニズム」という本能を持つものがいます。

これは動物行動学で使用されている言葉で、急にガラリと食べ物の好みが変わる現象のことを言います。

猫は人間に飼われるようになりましたが、元は野生動物です。そのため、この「食物バラエティメカニズム」のおかげで、たまに好みがガラッと変わってしまうことがあるのです。

では、なぜ野生動物にはそのようなメカニズムが必要なのでしょうか。

毎回同じものだけ食べていると、それを食い尽くしてしまうことがあります。

すると、食べられるものがなくなり、捕食していた動物も餓死してしまいます。

また、食い尽くさなくとも、疫病の流行などが理由で、エサとなる動物が激減してしまうこともあります。

こういった危機を乗り越えるため、野生の動物は食の好みを変化させるのです。

猫に例えるなら、ネズミだけ食べていたらネズミが全滅してしまうので、もしものときに備えて鳥やモグラなども食べられるようにしておくといったところでしょうか。

猫によってはずっと同じフードしか食べないという子もいますが、それは野性の本能を忘れた状態です。

突然これまでのフードを食べなくなっても、他のフードを食べるようでしたら心配はいりません。うちの子にも、まだ野性が残っていたんだなと思って、食べられるフードをあげましょう。

様子がおかしかったら病院へ

これまでのフードを食べなくなり、かわりのものを食べるようでしたら心配はいりませんが、食欲がなかったり、元気がない場合は、獣医さんに見てもらいましょう。

一日経ってもなにも食べなかったら病院へ行ってください。空腹が続くと、健康を害すことがあります。

また、病気が原因で食欲がないことがあり、そういった場合は早期発見が鍵です。

年齢で好みが変わることも

猫

人間も年齢によって好みが変わりますよね。子供の頃は甘いお菓子が好きだったのに大人になったら苦手になったり、若い頃は脂っこい食事が好きだったのに中年になったらさっぱりしたものが好きになったりします。

これは猫でも同じことです。子猫、成猫、老猫で自然と好みが変わってきます。

また、必要な栄養素のバランスや量も違うため、きちんと年齢にあったエサを与えるようにしましょう。


このように、猫が急に好みをかえるのは珍しいことではありません。

猫は人に飼われるようになったんだから「食物バラエティメカニズム」は必要なくなったと思うかもしれませんが、じつはそうとばかりは言い切れません。

むしろ決まったエサだけ食べていると、その商品が廃盤になってしまったときなどは困ってしまいます。

もしも、飼っている猫が同じエサしか食べないならば、他のエサも食べられるように訓練してあげたほうがいいでしょう。

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